KindleUnlimitedで最初にゴールした、中島聡さんの著書なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
仕事に限ったことではないが、やるべきことを溜め込んでしまう癖がある自分にとってはなんとも耳が痛いタイトルだ。
サブタイトルは「スピードは最強の武器である」。本書にも書かれているが、成功している人は皆決断やレスポンスが早い。
これはまさに今の自分にうってつけ!と聴き始めたところ、出だしから「良くない例」として自分の仕事の進め方に当てはまるものが書かれていた。
徹夜でやればなんとかなると思い、誤った時間見積もりをしてしまう「ラストスパート型」の悪習。曖昧な指示でモチベーションとクオリティを下げる「なる早病」の不効率さ。100点の出来を追い求めているといつまでも仕事が終わらない。などなど・・・。
本書を読むことで自分が普段から気にしていたこと、あまり気にもせず「いままでなんとかなってきたからこれでいい」と思い進めてしまっていたことを客観的に観察し、その改善策を知ることが出来た。
参考になったこと、実践することを下記にメモとして残す。
- 時間設定の最初の2割で全力スタートダッシュ
- スタート2割の全力ダッシュで80%の形ができない場合は早めに期間延長を交渉する
- とにかく目に見える形(プロトタイプ)を作る
- 長期の仕事は分割して2:8の割合にする
特に面白いと思ったのが第3章『「ロケットスタート時間術」はこうして生み出された』の章。著者の小学生時代の「夏休みの宿題」という誰もが(?)経験する苦い思い出が元となり時間の使い方を考えることになったという話が妙にリアルで自分の中にストンと腑に落ちた。
おそらく、こんなにすごい人でも自分と同じような経験があり、そのルーツを知れたことで親近感というか共感をすることが出来たのだろう。
ということで、誰のためというわけでもないが、自分も本書に習いまたの機会に自分のルーツをまとめてみたいと思う。
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