成人の日を含め3連休となったこの週末。相変わらず仕事ばかりで3日間一歩も外へ出なかった。非常勤講師の仕事がなかったら外出することは殆どなくなってしまうんだろうなと少々恐ろしい。
今日は成人の日ということでTV番組でも20年前を振り返るコーナーなどが催されていた。20年前の自分は16歳ということで、アルバイトで貯めた資金でロードバイクを購入し、毎日のように自転車に乗って山に登り体を鍛えていた時期だ。今でも冬以外は自転車に乗っているとはいえ、高校時代は根っからのスポーツ人間だったかと思うと今の自分が少し切なくなってくる。当時の体重は50kg台後半で体脂肪率は9%。現在体重74kgは正直やばい。
TV番組のコーナーではL’Arc~en~CielやGray、宇多田ヒカルや嵐など当時を彩るアーティストの面々の曲が紹介されていた。険しい坂道を登りながら音楽に合わせてペダルを踏んでいた時期が懐かしく蘇った。
自分の成人式はというと、地元岡谷で特に盛り上がりもなく成人式を終え、高校時代の親友とそのままビリヤード場にでかけたことを覚えている。高校時代その親友と足繁くビリヤード場へ通い夜な夜な遊び呆けていたと思うと、ろくに勉強もせずに青春を謳歌していたなと嬉しいような悔しいようななんとも言えない気持ちにさいなまれる。
しかし今にしてみれば不便なこともたくさんあったが、音楽はJ-POP全盛期、モバイル端末は各社がアイディアや趣向を凝らした機種を連発する発展期、規制が緩かったこともありラジオライフなどのアングラ情報も楽しめた、酸いも甘いも充実した時代だったと感じる。
便利なことは確かに時間の節約にもなり楽だ。法が変われば治安も良くなり平等に住みやすい世の中になってくる。しかしどうも昔のような「ワクワク感」を感じなくなってしまった気がする。これは自分が歳をとったという理由からだけなのだろうか。
規律を守ることは大事だが、今の日本には当時感じたような「ワクワク」を生み出せる環境がなくなってしまった気がして非常に残念だ。